新潟県と山形県のお雛様をじっくり堪能する4日間のモデルコース。城下町である新潟県村上市では、各家が代々受け継いできたお人形さまを巡って街を散策。関川村では昔から伝わる土人形、山形県鶴岡市では参勤交代で江戸から運ばれてきたお雛様。北前船で栄えた湊町・酒田市では雛めぐりと日本三大つるし飾りの傘福を楽しめます。庄内町では雛の見学に加えて、老舗醤油店や温泉を堪能。遊佐町では旧青山本邸の雛飾りや、古民家カフェに立ち寄りましょう。
旅程
1日目
01
城下町村上 町屋の人形さま巡り
かつて城下町であった村上には、各家が代々受け継いできた雛人形をはじめ、様々な種類の人形が残されています。
毎年3月〜4月上旬に開催される人形さま巡りには、約70軒が参加し、各家々で人形を見ることができます。
またおしゃぎり会館、若林家住宅、村上歴史文化館では毎年「城下町村上に伝わるひな人形展」が開催され、村上藩主内藤家ゆかりの雛人形や市内の旧家、商家に伝わるひな人形が展示されます。
アクセス
JR羽越本線「村上駅」より徒歩約10分
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冨士美園
住所:新潟県村上市長井町4-19
電話番号:0254-52-2716
アクセス:村上駅より徒歩約17分
営業時間:
8:00〜19:00(冨士美園)
11:00〜17:00(ラストオーダー 16:30)(茶寮 カネエイ)
定休日:水曜日(茶寮 カネエイ)
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02
冨士美園
明治元年から続く老舗のお茶専門店。店内の日本茶専門カフェ「茶寮 カネエイ」では村上の名産品である村上茶や雪国紅茶、ジェラート等が味わえます。
人形さま巡りを楽しんだら、美味しいお茶でひと休みしてみてはいかがでしょう。
03
渡邉邸
文化14年(1817年)に建築された 豪商・豪農の館であり、国の重要文化財に指定されています。
04
光兎の宿 あらかわ荘
関川村が誇る霊峰「光兎山」の守り神である縁起の良い「うさぎ」をモチーフにした宿。館内すべてが畳敷きので、落ち着いた空間でゆったり過ごすことができます。古代檜風呂や貸切風呂、地元の食材をふんだんに使った和会席も魅力的です。
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2日目
山形県庄内地方では、旧家に残る古くから大切に受け継がれてきた由緒ある雛人形が展示公開される「庄内ひな街道」を巡ります。
01
荘内神社
明治10年(1877年)、庄内藩主酒井家の歴代藩主を慕う庄内一円の人々によって鶴ヶ岡城旧本丸跡に創建されました。
境内にある「宝物殿」では、旧家より奉納された江戸時代から昭和までの約100体の雛人形や、雛道具などが展示されます。
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02
致道博物館
元々の庄内藩主酒井家の御用屋敷に開設した博物館で、鶴岡の歴史や文化を学ぶことができます。国指定重要文化財の旧西田川郡役所や、多層民家、旧鶴岡警察署庁舎など、貴重な歴史的建築物が移築保存されています。 御隠殿では、酒井家の有職雛や旧家のお雛様など、大名家ならではの優美なお雛様を楽しめます。
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03
丙申堂
鶴岡一の豪商であった庄内藩の御用商人、風間家。明治29年武家屋敷跡に風間家七代当主・幸右衛門が住居と営業の拠点として建てた丙申堂は、豪商の往時の面影を今に伝える貴重な歴史遺産として国指定重要文化財に指定されています。9代当主の姉に大正末購入された2代目永徳斎作の雛飾り、同当主の母の生地、台北で購入された芥子雛、お雛様研究家安倍英子氏のコレクションからお雛様や吊るし飾りのさげもん等を展示します。
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04
梅津菓子舗
江戸時代から続く、鶴岡駄菓子店。創業当時と同じように一切機械を使用しておらず、手作業の温かさと江戸時代からの味を感じられる菓子店です。
庄内地方は雛人形に色鮮やかな雛菓子をお供えする習慣があり、梅津菓子舗では野菜や果物、縁起物の鯛や海老などの形をした雛菓子が販売されます。
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05
湯田川温泉
古くから鶴岡の奥座敷と呼ばれ、開湯1,300年の歴史ある閑静な温泉郷。
築100年の旧家「旧白幡邸」では、年に一度、江戸・明治期のお雛様や高さ70cmの高砂人形が一般公開されます。
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06
湯どの庵のカフェ
湯田川温泉旅館 「湯どの庵」の一角で営業しているカフェ フクモリ。
山形産のはちみつやクリームでトッピングされた特製ホットケーキや、季節ごとに変わるフルーツのクリームソーダなどを楽しめます。
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3日目
01
庄内町新産業創造館クラッセ
JR余目駅前の米倉庫を活用した観光の拠点施設。館内には庄内町情報館のほか、レストランやカフェ「余目製パン」なんでもバザール「あっでば」などが入っており、ショッピングや食事を楽しめます。
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蔵の⾒学のほか、四季の趣のある庭園も見ごたえがあります。
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02
ハナブサ醤油
1823年創業の⽼舗の醤油屋。醤油や味噌、しょうゆの実などを製造販売しています。店頭販売もしており、庄内の懐かしい味としてお⼟産にもぴったり。この時期は雛人形も展示されていますので、お買物しながら鑑賞してはいかがでしょう。
東北地方の庶民の間では安価に求められる土人形のお雛様が人気でした。素朴で独特な味わいをもつ土人形、一つ一つに時代背景や買い求めた親の思いを感じることができます。
03
亀ノ尾の里資料館
全国的に良質な米のルーツとして有名な「亀の尾」という品種をつくり出した阿部亀治をはじめとして、7人の水稲育種家の功績や、昔の農具・民具などを中心に展示しているこの資料館では、土人形のお雛様1,000体と旧家で代々大切に守られてきたお雛様が展示されます。
04
庄内町ギャラリー温泉「町湯」
温泉とギャラリーが融合した新しいスタイルの温泉施設。ギャラリースペースにはアート作品やプロダクト等が並びます。中庭を囲むように浴室や露天風呂が配置され、ゆっくり過ごせます。
アクセス 余目駅から車で3分
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05
舞娘茶屋 相馬樓/竹久夢二美術館
かつて北前船の船主や商人達が利用した料亭「相馬屋」を改装した「相馬樓」は、国の登録⽂化財です。1階は「茶房くつろぎ処」、2階の大広間は演舞場として、酒田舞娘の踊りや食事が楽しめます(昼食は要予約)。
3月1日からの酒田雛街道の期間中は、NHK朝の連続テレビ小説「おしん」(1983年)の中で酒田の米問屋・加賀屋のお座敷に飾られたお雛様が展示されます。
開館時間:午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:水曜日(お盆・年末年始休業あり)
アクセス: JR酒田駅から車で5分
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06
山王くらぶ
酒⽥を代表する観光施設のひとつで、国の登録有形文化財にもなっている「⼭王くらぶ」は、北前船で賑わった時代を中⼼とした展示エリアと、傘福の常設展示室などがあります。傘福は日本三大つるし飾りのひとつに数えられており、傘福のつるし飾り製作体験(要予約)もできます。
酒田雛街道に合わせて始まる企画展では、大小さまざまな傘福が展示され、大広間を華やかに彩ります。
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:無休(3月〜11月)、火曜日(12月〜2月)、年末年始
アクセス: JR酒田駅から車で5分
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4日目
01
山居倉庫
山居倉庫
明治26年に建てられた米の保管倉庫で、ケヤキ並木とともに12棟の倉庫が立ち並ぶ景観は、米どころ庄内のシンボルとして有名です。夜はライトアップされ、倉庫の白壁が幻想的に浮かび上がります。
一部の倉庫を改装した観光物産館「酒田夢の倶楽」では、酒田の名産品や地酒などのお土産を購入することができます。
2月下旬~3月にかけて、江戸時代後期に作られ、大切に受け継がれてきたお雛様が公開されます。40cm以上の大型古今雛や百歳雛など、趣向を凝らした豪華なお雛様は一見の価値があります。
■酒田観光物産館「夢の倶楽」
開館時間:午前9時~午後6時(12月~2月は午後5時まで)
休館日:1月1日
アクセス:JR酒田駅から車で5分
■山居倉庫ライトアップ
時間:午後6時~午後10時
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02
旧青山本邸
遊佐町青塚の貧しい漁家に生まれた青山留吉が、北海道のニシン漁で大成功を収め、その財で故郷に建てた邸宅。平成12年には、明治時代の特徴的な建築様式をよく残すものと評価され、国の重要文化財に指定されました。
2月下旬~4月上旬、旧青山家に伝わる古今雛や雛道具などを見ることができます。
開館時間:午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日:月曜日
アクセス
JR酒田駅から車で20分
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03
わだや
築69年のモダンな古民家を改修したカフェ。畳の部屋はゆったりくつろげると評判。看板メニューは遊佐産の食材を使ったおやきで、持ち帰りも可能です。
定休日:木・金 ※1/16~2/28までは冬季休業
営業時間:11:00~18:00(ラストオーダー17:30)
TEL:0234-31-8650
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