大自然に出会い、体感する3日間のジオパーク旅。ジオパークに認定された鳥海山を訪れ、鳥海山荘で雄大な鳥海山を満喫。全長約35kmの山岳観光道路・鳥海ブルーラインをドライブし、獅子ヶ鼻湿原の日本最大級の異形ブナ「あがりこ大王」や稀少なコケが絡まり形成された「鳥海マリモ」を見に行きます。さらに玉簾の滝や鶴間池、元滝伏流水、十六羅漢、丸池様、胴腹滝など、鳥海山・飛島ジオパークの見どころをたっぷり巡ります。
※ジオパークとは、地層・岩石・地形・火山・断層などさまざまな自然遺産を含む「大地の公園」を指します。
旅程
1日目
01
玉簾の滝
約1200年前に弘法大師が命名したといわれる、直瀑として山形県随一の高さを誇り、落差は63メートル。杉の大木に囲まれた静寂で壮大な滝は、パワースポットとしても人気です。駐車場から玉簾の滝までは、徒歩約10分。
ゴールデンウィークとお盆にはライトアップされる期間があり、幻想的な姿を見ることができます。
アクセス JR酒田駅から車で約40分
住所 山形県酒田市升田52−1
02
鶴間池
勾玉の形をした美しい火口湖。モリアオガエルの繁殖地として県指定天然記念物であり、新緑と紅葉の名所としても有名です。山岳道路・鳥海高原ラインの「のぞき」と言われるポイントから、美しい鶴間池を見下ろすことができます。
アクセス JR酒田駅から車で約55分
住所 山形県酒田市草津湯ノ台
03
湯の台温泉 鳥海山荘
鳥海山麓の標高500mに位置する温泉宿は、北に鳥海山山頂、南に月山や日本海を望む絶景のロケーションにあります。夏場は鳥海山登山のベースキャンプとしても最適の宿です。
天然温泉の大浴場には内風呂と露天風呂があり、露天風呂からは庄内平野や月山、日本海を見渡すことができます。四季の味覚と地元食材を使った料理も魅力です。
URL 詳細はこちら
住所 山形県酒田市草津字湯ノ台66-1
2日目
01
鳥海ブルーライン
山形県と秋田県にまたがる全長34.9kmの山岳道路。日本海海岸から鳥海山5合目(標高1,150m)まで延び、広大な鳥海山麓の残雪や新緑、紅葉などの四季折々の景観や、日本海や庄内平野の眺望が楽しめます。ただし冬期間(11月上旬~4月下旬)は通行することができません。
URL 詳細はこちら
開通期間 4月下旬〜10月下旬
※開通後~5月中旬、10月中旬~閉鎖は夜間通行止め。天候により終日閉鎖となる場合があります
02
獅子ヶ鼻湿原
中島台レクリエーションの森に広がる湿原地で、日本最大級の異形ブナ「あがりこ大王」をはじめ、異形巨木群が神秘の空間を作り上げています。異形の原因は定かではありませんが、雪上で代採された幹から萌芽したためという説が有力なようです。中島台レクリエーションの森から遊歩道を約40分歩くと、「出つぼ」といわれる湧水池にたどり着きます。
この湿原には世界的にも珍しい希少種のコケ類が群生しており、流水の中で球体状になったコケ「鳥海マリモ」は、獅子ヶ鼻湿原でしか見られない珍しいものです。
住所 秋田県にかほ市象潟町横岡中島台
03
元滝伏流水
幅約30mの岩肌一帯から一日約5万トンもの水が湧き出している元滝伏流水は、涼感たっぷりのスポット。斜面に張り付いたコケの緑と飛沫の白のコントラストが美しく、マイナスイオンをたっぷり浴びることができます。「平成の名水百選」にも選ばれています。
04
十六羅漢岩
日本海に突き出した岩に釈迦文珠など22尊像が浮彫りされています。遊歩道も整備されているため、すぐ側に行って見ることができます。夕日スポットとしても人気で、日本海に沈む美しい夕日を望むことができます。近くには展望台もあります。
URL 詳細はこちら
住所 山形県飽海郡遊佐町吹浦字西楯
05
遊楽里
日本海に沈む夕日や、緑眩しい青松が眺められる鳥海温泉「遊楽里」。源泉掛け流しの温泉や、日本海の海の幸や地元の食材を使用した夕食で、身体を癒しましょう。日本の「快水浴場百選」にも選ばれた山形県を代表する海水浴場「西浜海水浴場」も近いので、散策をするのもおすすめです。
URL 詳細はこちら
3日目
01
丸池様
鳥海山から湧き出る湧水のみを水源とする珍しい池で、神秘的な佇まいが人気のパワースポットです。豊富な湧き水によるエメラルドグリーンと、樹木の間から差し込む光による美しい輝きが、とてもフォトジェニック。訪れる時期や時間によって、光の加減が異なり池の色が少し違って見えます。
丸池様のそばには、鳥海山の湧き水が流れる牛渡川があります。
URL 詳細はこちら
住所 山形県飽海郡遊佐町直世字箕輪地区
アクセス JR遊佐駅から車で約10分。箕輪鮭孵化場より徒歩1分
02
胴腹滝
多くの人が水汲みに訪れる湧水スポット。胴腹滝 (どうはらのたき)は、鳥海山の伏流水が山腹から湧き出ている様子から身体の「どうっぱら」という例えで名づけられました。冬でも凍ることがなく、一年を通して水汲みの人が絶えません。湧水は2カ所から噴き出していますが、右と左では味が違うと言われています。ぜひ味わってみてください。